便利なフリーの開発ツール Part 4
~ Eclipse 用 PHP 開発環境プラグイン PDT ( PHP Development Tool )

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はじめまして。
今月入社した、ガルーン開発グループの川口です。

私はこれまで Eclipse の PHP 開発用プラグインである PHPEclipse を利用して開発を行っていましたが、 最近はそれに代えて PDT というプラグインを利用しています。

このサイトでフリーの開発ツールについての記事を掲載しているということですので、 今回はこの PDT について、簡単にご紹介したいと思います。

PDT ( PHP Development Tool ) とは

PDT ( PHP Development Tool ) は、PHPEclipse や TruStudio のような Eclipse 上で動作する PHP 用の統合開発環境 ( IDE ) プラグインの 一つです。 以前は PHP IDE という名称で知られていました。

PDT は Eclipse Project にて開発されており、現在のバージョンは 0.7 ( RC2 ) です。 公式サイトには、今月中に 0.7 のリリースを、今年 9 月には 1.0 の正式リリースを予定していると記載されています。

特徴

PDT をおすすめする一番の理由は、その動作の軽さです。 PHPEclipse のような強力な補完機能とコメント表示機能をそのままに、 PHPEclipse よりも軽快に動作します。

ただし、PDT はまだ開発途中のものですので、 デバッガが指定したポイントでうまく止まらないなど、 機能的に未完成な部分もあります。

それでも、動きが重いために Eclipse 上での PHP 開発を諦めてしまった方には 一度試してみる価値のあるプラグインだと思います。

All-in-One パッケージで気軽にインストール

PDT は eclipse のバージョン 3.2 系上で動作します。

PDTには、PDT や PDT が動作するために必要な各種プラグインの他に、eclipse 本体のプログラムも含まれている all-in-one パッケージが用意されています。このパッケージを使用すると、ダウンロード後、解凍して起動するだけで PDT の利用を開始することができます。ただし、Java の runtime は含まれていませんので、別途インストールしておく必要があります。また、メニュー表示を日本語化したい場合には、別途言語パックをダウンロードします。

現在 eclipse のバージョン 3.1 系を利用されている方や、現行の開発環境に影響を与えないようにして試してみたいという方にぴったりですので、今回はこのパッケージを利用して、インストール手順をご説明します。

  1. Java Runtime Environment のインストール
    Java Runtime Environment がインストールされていない場合は、公式サイトよりダウンロードし、インストールします。
    http://www.java.com/ja/download/manual.jsp
  2. PDT all-in-one パッケージのダウンロード
    Zend のダウンロードサイトより、PDT の all-in-one パッケージをダウンロードし、解凍します。
    http://downloads.zend.com/pdt/all-in-one/
  3. eclipse 日本語化パックのダウンロード
    必要な場合には、eclipse のメニューを日本語で表示する言語パックをダウンロードしたら解凍し、2. の解凍フォルダにコピーします。
    http://download.eclipse.org/eclipse/downloads/drops/
    L-3.2_Language_Packs-200607121700/index.php
  4. eclipse の起動
    eclipse を起動すれば、もう PDT が利用できるようになっています。

プロジェクトの作成から、簡単な補完機能の動作テストまで

それでは、実際に PDT を動作させてみましょう。

以下、フレームワークを利用する開発を想定して、 作業ディレクトリ外にあるファイルにて定義されているクラス名・関数名を 補完対象とする設定方法をご説明します。

  1. プロジェクトの作成
    eclipse ツールバーの [ ファイル ] から [ 新規 ]、[ PHP Project ] を選択します。
    プロジェクト名、作業ディレクトリ、PHP のバージョン、PHP タグの形式を指定し、[ 次へ ] を押します。
  2. 補完対象を定義したファイルのあるディレクトリの指定
    [ Libraries ] タブの [ Add External Folder ] をクリックし、上記のディレクトリを指定し、[ 終了 ] を押します。

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    ここでは例として、XAMMP 上の PHP / PEAR 経由でインストールした symfony のディレクトリを指定しています。
  3. 新規 PHP ファイルの作成
    画面左側の PHP Explorer にディレクトリの階層構造が表示されます。
    eclipse ツールバーの [ ファイル ] から [ 新規 ]、[ PHP File ] を選択し、ファイル名を決定して新規ファイルを作成します。
  4. 補完候補とコメント表示
    あとは、任意のポイントで [ Ctrl ] + [ スペース ] を押せば、補完候補やコメントが表示されます。 参照先のファイルと同一の文字コードを使用していれば、日本語でのコメントの表示も問題ありません。

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以上、大変簡単ながら PDT についてご紹介いたしました。

パッケージを解凍すればすぐに使えるというメリットを利用して、 ぜひ一度 PDT を試してみてください。